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第12回テーマ展示「アイヌ民族とキリスト教 ―聖公会のつながりのなかで―」

開催日

2027年3月13日(土)〜5月16日(日)

激動の時代、聖公会のつながりに生きたアイヌ民族の物語

明治以降、アイヌ民族に対する同化政策などによって、それまでの生活の基盤であった狩猟や漁猟が禁じられ、自分たちのことばであるアイヌ語の継承が困難となり、生活習慣も禁じられるなど多くの制限を余儀なくされました。そして、それまでの暮らしが激変したことで生活が困窮し、激しい差別を受けるなど、アイヌ民族にとっては苦難の時代でした。

しかし、そうした厳しい時代のなかでも、アイヌ民族は何を信じ、いかに生きたのか。本展覧会では、キリスト教の一教派であり、立教学院が属する教派である聖公会に注目することで、こうした寄る辺なき時代のなか、生きるよすがとしての信仰のもとに集った人たちと、そこで築かれた人と人のつながりに焦点を当てます。

また、本展は立教小学校が所蔵するアイヌ資料を核としています。同資料は、聖公会のつながりを介して、1950年代後半にバチラー八重子(1884-1962)から立教小学校の教諭である有賀千代吉(1895-1987)に送られたアイヌ資料などで構成されています。バチラー八重子はその生涯をかけて、聖公会の伝道師としてウタリ(同胞)を訪ね歩き、感謝の祈りを共にしたことで知られています。

アイヌのことをしらべたバチェラー先生と八重子さんと書かれたメモと3人の人物の写真
バチラー八重子が有賀千代吉に送り、立教小学校の児童に見せるために説明書きがつけられたと考えられる写真。右からバチラー八重子、ジョン・バチラー、ルイーザ

バチラー八重子のもつ複雑で多様なつながりに注目することで、アイヌ民族が経験した近代のひとつの側面を映し出し、キリスト教というそれまでとは異なる信仰を受け入れながら、そのつながりによって生きようとしたことの意味に迫ります。

なお、立教小学校のアイヌ資料は、2024年3月から国立アイヌ民族博物館に寄託されています。


第12回テーマ展示「アイヌ民族とキリスト教 ―聖公会のつながりのなかで―」

共催

国立アイヌ民族博物館、立教学院、立教学院展示館、辰野美術館

会場

国立アイヌ民族博物館 特別展示室(北海道白老郡白老町若草町2-3-1)

会期

 国立アイヌ民族博物館 2027(令和9)年3月13日(土)~5月16日(日)

観覧料

本展示および基本展示室の観覧料は、民族共生象徴空間(ウポポイ)の入場料金に含まれます

民族共生象徴空間(ウポポイ)入場料(税込)
大人1,200円(960円)/年間パスポート 2,000円
高校生600円(480円)/年間パスポート 1,000円
中学生以下無料
  • ( )は10名以上の団体料金
  • 障がい者とその介護者各1名は無料です。入場の際に証明書等をご提示ください。

巡回展情報

本展は立教学院展示館、辰野美術館との巡回展になります。巡回情報は以下の通りです。

  • 立教学院展示館(東京都豊島区)
    タイトル:「人がつなぐ文化遺産―立教小学校所蔵『アイヌ資料』の物語」
    会期:2026(令和8)年10月10日(土)〜12月6日(日)
  • 辰野美術館(長野県辰野町)
    タイトル:没後40年 有賀千代吉とアイヌ文化(仮)
    会期:2027(令和9)年10月16日(土)〜11月28日(日)(予定)

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